本州カラフトマス
基本的に生まれた川に溯上し産卵するが、母川回帰性は弱く迷って違う川に遡上する事も多い。日本での遡上の南限記録は太平洋側で岩手県、日本海側は新潟以北。主にオホーツク海と根室海峡に流入する河川に遡上する。遡上時期は河川により変化するが、7月から遡上が始まり砂礫質の水通しの良い河床を選び8月から10月に産卵し、産卵後は寿命を終える。孵化した稚魚は河川ではあまり餌を捕食せず、産卵の翌年4月から5月に降海する。
今年から渓流釣りをはじめて、釣ってみたい魚が何魚種かあった。イトウやブラウントラウト、レインボートラウト・・・その中のひとつがカラフトマス。
解禁期間は6月1日から7月31日までだが、遡上してくるのは7月の後半の雨後の増水のタイミングとの情報。ネットが発達した現在でも、この魚の情報は前回の三重滝のように情報が少ない。きっと青森での渓流アングラーの少なさや、個体数の少なさ等から情報を発信していない人がほとんどいないのかもしれない。
近年のカラフトマス情報は殆どなかったが、地図で地形を調べ、天気予報とにらめっこをしてベストと思われるタイミングで狙いに行ってきた。
そのエリアに足を踏み入れることも、遡上魚を川で狙うことも初めてで、期待に胸を弾ませ家を出た。目的のエリアへ着いたのは5時前、久しぶりに見る太平洋はとても荒々しく波の大きさはスケールの大きさを感じさせた。
橋の上から川を見下ろすとカラフトマスと思われる大型の魚の魚影を確認。
ポイントもさっぱりわからないが、川の近くの道を上流に走らせ車が止められそうな場所から入渓。
最初に上流に行くか下流に行くか悩んだが、上流へ行ってみることに・・・。
無数のチビ山女魚が泳いでいるが、カラフトの姿は見えない・・・。少し上ってやはり下流から攻めようということになり、入渓地点から下流へ歩を進めた。
木が絡んだスリッドのあるポイントを見ると無数の魚影!菅釣りレベルの群れ!
急いでルアーをキャストするもののスルー…。
鼻先を通しても無反応…。
ルアーをヒメマス用のルアーにチェンジし流れに乗せながらフォールさせると…ヒット!ガッチリ食いついてきました。
記念すべき初カラフト!今年目標にしていた念願の本州カラフトマスに感激。
追加でオスも!釣るもののロクな写真がない…。
友人の釣ったせっぱり、白い液がダラダラしてしまっている…。友人が導いてしまったようだ(笑)
数匹釣って上流のヤマメを狙いに登るもチビヤマメしか釣れず午前中で退渓。
遡上している群れを相手にイジメでもしてるような感覚になり、カラフトはもういいなという感じになってしまったのだ。
下から上までみていったが、結構な数のカラフトマスが遡上してきていたようだ。海とつながる川なら色んな川に遡上してきているのではないかと感じた。
カラフトマスは川に遡上して来てる個体の食味はかなり落ちて、キャッチアンドイートの対象にはならない。ただ想像通りのカッコいい魚であることは間違いない。
もし釣ってみたい人がいたら禁漁に近い、雨後の太平洋側の川に行ってみるといいでしょう。
恐らくこの時期は色んな川に遡上してると思われます。きっとカッコいいカラフトマスに出逢えるはずです。
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何気に一番反応が良かったのがメバリングプラグ・・・。
これも予想通りレンジを合わせるとガブリ
もはや何でも釣れる最強ルアーですね